AMG CLK GTR は1998年にメルセデス・ベンツとAMGがGT1レース参戦のために制作したホモロゲーションモデルで、ロードカーながら完全にレーシングプロトタイプの構造を持つ特異な一台。世界でわずか数十台のみ生産された超希少ハイパーカーである。
「GTR」はGT1レギュレーションに適合するレーシング仕様を意味し、“CLK”の名を冠しながらも実際には市販CLKとはほぼ無関係の専用設計シャシーで構成されている。
6.9L V12自然吸気エンジンが600hp超を発揮し、カーボンモノコックとロングテール気味のエアロボディで高速域の安定性を確保。ロードカー版でもレーシングカー同様のセンターロックホイール、吊り下げ式サスペンションなどを備え、“公道で走れるGT1”の異名をそのまま体現している。生産台数はクーペ20台前後と極端に少ない。
GT1の実戦モデルであるCLK GTRはFIA GT選手権で圧倒的な強さを見せ、1997〜1998年シーズンに多数の勝利を収めた。後半にはロングテール化したCLK LMも投入され、メルセデスの黄金期を築く象徴的存在となった。
1998年当時、ホモロゲーションのために“公道仕様を作る必要がある”と聞いたAMGのスタッフは「このレーシングカーをどうやってナンバー付きにするんだ」と真剣に悩んだという逸話がある。実際、ヘッドライトや最低地上高などをクリアしつつGT1の構造をそのまま残したため、完成車は“公道で出会ったら現実感が崩壊する車”と言われた。近年のオークションでは数十億円規模で取引されることもあり、GT1黄金期の象徴として熱狂的に語られている。
他のGT1マシンがオンロードで活躍する中、コイツの主戦場はオフロードである。意味がわからん?実際にチューニングするとわかる。
オフロードダンパーは面白いくらい車高が上がり、更にオフロードタイヤも装備できる、もうラリーをしてくれといってるようなものだ。実際タイムアタックのランキングはこのクルマばかりだ。
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