Shelby Cobra Daytona Coupe は1965年にシェルビー・アメリカンがレース参戦のために制作した、空力を追求したGTレーシングマシン。コブラの弱点だった高速域での空力性能を克服し、国際レースでフェラーリに挑むために生み出されたモデルである。
「Daytona」の名は開発初期にテストを行ったデイトナ・スピードウェイに由来し、同時に“高速域で戦うコブラ”という明確な意図を示している。
従来のロードスター型コブラとは異なり、風洞実験を取り入れて設計されたクーペボディが最大の特徴。4.7L V8を搭載し、高速サーキットでのトップスピードと安定性を重視した構成となっている。わずか6台のみ製作された希少なモデルで、軽量性と強烈な加速を備える。
1965年の国際メーカー選手権(FIA GTクラス)で活躍し、フェラーリ250GTOと直接戦う存在となった。特に1965年はクラスチャンピオンを獲得し、アメリカのスポーツカー史における象徴的な勝利として語られている。
1965年当時、デイトナクーペはそのあまりの速さから、テスト走行の際に現地スタッフが「フェラーリが来たぞ!」と勘違いしたという逸話が残っている。風洞由来の滑らかなシルエットと爆発的な加速が従来のコブラ像を覆し、“アメリカ車が本気で空力に手を出したらどうなるか”を証明した一台として扱われている。また6台しか存在しない希少性から、クラシックカー市場では“見かけた瞬間に記憶に残る”特別な存在となっている。
6.2V8エンジンを備えたコブラは、Aクラスも腰を抜かすような圧倒的P/W比率を誇り、今作でも圧倒的な速さをみせる、Bクラスのロードマシンはコイツを超えることが1つの指標になる。
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