F50 GT は1995年にフェラーリがGT1レース参戦を視野に入れて開発したホモロゲーションモデルで、F50をベースに徹底的な軽量化と高出力化を施したサーキット指向の特別仕様。わずか3台しか製造されておらず、フェラーリの中でも“実在する幻”として語られるモデルである。
「GT」はFIA GT1参戦のための競技仕様であることを示し、ロードカーのF50をベースにしながら実態は専用レーシングカーに近い構造を持つ。
4.7L自然吸気V12はF1技術を背景に700hp級へ引き上げられ、軽量化されたモノコックと大型ウイングによって強烈なダウンフォースを発生させる。内装はフルレーシング化され、重量は1000kgを下回るレベルまで削られている。外観はF50より大幅にアグレッシブで、特にリアウイングと拡大インテークが象徴的。
GT1出場を前提に開発されたが、当時メルセデスやポルシェがプロトタイプ並みのGTマシンを投入し競争環境が激化したため、フェラーリはF50 GT計画を中止。実戦に出ることはなかったものの、完成個体はテストで圧倒的なラップタイムを記録したとされ、未出場のまま伝説化した。
1995年の開発時、F50 GTはテストコースでF40 LMを軽々と上回るタイムを出し、それを見たスタッフが「これをGT1に出すと本気で世界が怒る」と冗談を言ったという逸話が残っている。また生産が3台にとどまったことから“フェラーリが作った本気のモンスターを、世界は一度も目撃できなかった”と語られ、オークションでは存在そのものが神話扱いされるほど希少価値が高い。
S2での総合的な戦闘力は間違いなく最上位ティアで、神話のマシンとして名前に恥じない性能の持ち主。
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